とこぶしの想い

 

人が喜怒哀楽の感情とともに生きた時、

そこには人それぞれの原風景となる「食」があります。

粗食ではなく、「素食」。

これを食べ、あれを食べて頑張りぬいた・・・人ソレゾレの想い出。

何時しか人は、食文化の大切さを分かっていたはずなのに、

「ついつい」という言葉で忘れてしまい、

手軽な即席の食に馴染んでしまっているように思います。

父が、母が、おばあちゃんに教わり、

そのおばあちゃんは、そのまたおばあちゃんに教わった昔ながらの「食」。

時代の波に流されて、その代々伝えられてきた食が、

今途絶えつつあります。

無くしてはいけない、その土地土地の食文化。

例えば「イギス豆腐」も同じ島の中でも様々なのです。 様々でいいのです。

それが食文化なのです。

 とこぶしは、そんな尾道の復刻料理を

心こめて おつくりいたします。